こんにちは!株式会社六藍(ロクアイ)のホームページ担当、井上です。 いつも当社のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
今日は2025年の締めくくりとして、今年の六藍の「変化」について徒然なるままに書いてみようと思います。 実は、ここ最近の私たち、社名変更をきっかけにいろんな変化が起きているんです。
1. 「六藍(ロクアイ)」になりました
ご存じの方も多いかと思いますが、私たち株式会社六藍は、もともと「大垣林業株式会社」という名前で60年近く木材・建築業を営んできました。
創業60年という節目のタイミングでの「ReSTART」。 社名を「株式会社六藍(ロクアイ)」に変更してから、しばらく経ちました。
最初は「電話で言いづらい!!(笑)」なんて言っていたスタッフも、すっかり「六藍の〇〇です!」と板についてきました。 本社がある神戸の「六甲アイランド」にちなんだこの新しい名前。 漢字では「六つの藍」と書きますが、六角形は縁起が良く強固な形であり、伝統的な職人技術(藍)を大切にしながら、より広く、より深く社会に貢献していく……そんな想いが込められています。
社名が変わると、不思議と意識も変わるものですね。 「老舗の木造建築に強い建築業社」という安心感はそのままに、よりクリエイティブで挑戦的な集団へと生まれ変わりつつあるのを感じています。
2、社名変更で経験した色んなこと
<ロゴの話>
社名が変わるとロゴも変わります。「木組」のロゴは、デザイナーさんが自ら竹中大工道具館にまで足を運んで木材の勉強をして作ってくれたものなんです。『婆娑羅(バサラ)継ぎ』という木材の継ぎ手を基に作られている、実はこだわり抜かれたロゴだったりします。
<法被や手拭いの話>
法被や手拭いに六藍の藍色を入れるのが意外にも難しかったんです。パソコンだとすぐに色が出せるのですが、染め物では藍色を出すのに何度も染めなくてはいけない!意図する色にたどり着くまでの道のりは長かった・・・。そんな苦労もあって、ロゴも法被も手拭いも六藍の仕事の姿勢そのままに「こだわり」が詰まったものとなりました。春のBBQで法被を着たみんなの姿を見た時には、嬉し涙が出るかと思いました♪
苦労を共にしていただいたデザイナーの方や、業社のみなさまには心から感謝しています。ありがとうございました。
3. 最近増えている「関西以外」からのお問い合わせ
さて、社名変更の効果……というわけではないかもしれませんが、最近顕著なのが「関西エリア以外からの引き合い」の増加です。
以前は神戸や大阪など関西圏の現場が中心でしたが、最近では北海道や九州など、遠方のプロジェクトにお声がけいただくことが増えました。
「え、神戸の会社なのに北海道?」と思われるかもしれません。 実はこれ、私たちの得意とする「木組(きぐみ)」や特殊な木造建築の技術を求めてくださるお客様が、全国にいらっしゃるからなんです。
大規模な木造建築や、難易度の高い造作工事となると、対応できる施工会社は限られます。 「六藍さんなら、この難しい木工事を任せられる」 そう言って、わざわざ遠方から指名していただけるのは、嬉しい悲鳴です。
技術が問われるお仕事といえば、万博の入場ゲートやパビリオンなどを担当させていただいたのも良い思い出です。
振り返ってみると、多くの方に支えられた一年でしたね。お世話になった皆様に心から感謝を申し上げます。来年も、このブログでまたお会いしましょう!良いお年を。

