建築現場管理の仕事(北海道編)

株式会社六藍は神戸市が本社ですが、日本各地から引き合いをいただく機会が増えています。今回は、北海道は苫小牧の現場をご紹介します。


2026年3月にオープンが予定されている苫小牧市民文化ホール。このホールのマルチホールの木工事を六藍が担当しました。

音楽の演奏会やダンスの公演などができ移動観客席をもつシューボックス型(縦長)の400席という規模。天井、壁に並べる木材は音響面で重要な役割を担っているだけでなくホールの美しさを決定づけるシンボルにもなるため、緻密な施工が要求されます。


当社が担当する現場。400席のホールは広い!

今回の工事で特に気を使ったところは、一本一本の木材の平行を厳密にとること。写真のようにレーザーで平行を取りながらの作業。しかもその数は膨大。一つでも狂うとすべてに影響を及ぼすため慎重に慎重を重ねての作業となります。木材と木材の継ぎ目も適当であってはいけません。木目がきれいに繋がるようにペアを組んでいきます。単に技術があるだけではだめで、出来上がった時の美しさを全員が想像しながら作業に当たれるかが鍵になってくる仕事です。




1本1本をレーザーで平行を取りながら作業


継ぎ目にも注意しながら仕上げていきます

今回の施工では地元の職人さんとタッグを組みながら、こうした点に意識が集中できるように音頭を取っていきます。優秀な職人さんたち、現場の皆さんのご協力のもと、何とか完成が見えてきました。ホールが出来上がった暁には、苫小牧で多くの方が文化を楽しむ場として活用していただけると幸いです。


チーム力でなんとかゴールが見えてきました!

六藍は兵庫県神戸市の会社ですが、このような感じで全国各地から声をかけていただくようになってきています。今回は私、宮永が6か月の出張で現場を担当させていただきました。もちろん定期的に神戸に戻りながらの仕事ですが、現場周辺を散策するには十分な時間があります。出張先でその土地の文化に触れたり、色んな人と交流したりすることもこの仕事の楽しみです。なんと、苫小牧では公園で野生のリスに出会えたりもしました。


その土地でしか出会えない、エゾリスにも遭遇!

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